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東京都埋蔵文化財センターでは、体験を通じて歴史を学ぶ講座を開催しています。「縄文アクセサリー作り教室」は、夏休み中に何回か開催されますが、申し込み倍率が3〜4倍になる人気だそうです。7月30日午前に開催された、約30人の皆さんの活動の様子を見せていただきました。今回作るのは、「抉(けつ)状耳飾り」もしくは「勾玉」のいずれか。写真のスライドで映写されているのが「抉(けつ)状耳飾り」という直径数センチの環状で扁平な石製品。中央に穴をあけ、その穴に向かって切れ目を入れて制作します。多摩ニュータウンでもNo.753遺跡から出土しているそうです。「勾玉」はもはや有名な装身具ですが、縄文時代にはオオカミなど動物の牙や歯に穴を開け、その動物を捕獲した勇者であることをアピールする目的で装身具にされていたそうです。 |
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動物の牙の形が弥生時代になると定形化し、素材がヒスイや碧玉、瑪瑙(めのう)といった美しい石やガラスで作られるようになったとのことです。写真は、埋蔵文化財センターの方がサンプルとして制作された作品です。 |
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縄文時代、弥生時代、古墳時代の装身具の歴史を学んだあと、いよいよアクセサリー作りが始まります。まずは、自分のお気に入りの石を選んで。今回の石材は滑石(高麗石)という柔らかく加工しやすい石です。ほとんどの参加者が勾玉作りを選んでいました。 |
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石を選んだら、大まかな形を書いて、削り始めます。使用する道具は、砥石、ヤスリ(各種)、紙ヤスリ。そのほかに穴を開ける道具が必要になります。形を決めたら、あとはひたすら砥石で磨いて、曲線的な形状を作っていきます。 |
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この写真は、「抉(けつ)状耳飾り」に穴をあけている様子。火おこしの道具に似たこの道具の原理は古代の道具と同じですが、先端にステンレスの小さな円筒が装着してあり、回転する力で石に穴を開けます。5分くらい器具を回転させていくと、穴が開きます。勾玉にも穴開けしますが、こちらは電動工具で小さな穴を開けていました。 |
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説明を聞き終わって作り始めてから約2時間。勾玉の場合、縦方向、横方向のいずれの方向の断面も曲線的に仕上げると美しく、勾玉らしい形になるそうですが、左右対称な形にし、さらに表面をなめらかに仕上げるには時間がかかるようでした。作品は各自持ち帰り、ご自宅でさらにきれいな形にしてくださいとのこと。昔の人はもっと固い石で作っていたそうですので、その苦労がしのばれます。参加した小学生の皆さんには、世界で一つしかない自分の勾玉ができて、夏休みの楽しい思い出になったようでした。 |