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花だより
多摩センターで季節の花々を鑑賞できる多摩市立グリーンライブセンターのご協力をいただき「多摩センター花だより」をお届けします。

今年は2月までの稀に見る暖冬のあと、3月中旬には平年より冷え込む日も多く、春もちょっと足踏みしていましたが、地面から暖かさが沸き立ってくるような春の陽気がやってきました。暖かさとともに日に日に姿を変える花壇の花たち。どうぞグリーンライブセンターへお越しになり、五感で春を満喫して下さい。                                         

今月の花苗販売は、4月7日(土)から15日(日)、10時から17時までです。ラークスパー、アグロステンマ、フルーツセージ、ワイルドストロベリー、ゼラニウムなどを予定しています。
グリーンライブセンターは、毎週月曜日と第4火曜日が休館日。月曜日が祝日の場合は開館し、翌日の火曜日が休館日となります。開館時間は4月からまで9:30〜18:00となります。

4月にお楽しみいただける花をご紹介します。

鮮やかな黄色い花で春を告げるヤマブキ。バラ科ヤマブキ属で、欧州ではジャパニーズローズと呼ばれていますが、もとは中国から伝来した植物で、古来多くの歌に詠み込まれてきました。ヤマブキにまつわる有名な故事としては、落語の「道灌」にも出てくる話で、太田道灌が鷹狩りに出た際に大雨に降られ、簑をを借りに立ち寄った農家の少女にヤマブキを差し出され、簑は借りられなかったというもの。八重七重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞあやしき(後拾遺和歌集)の歌にあるように、山吹の実のないことと簑の持ち合わせがないことをかけているのですが、この意味を後で知った太田道灌がその後学問に励み立派な歌人になったという美談になっています。あまりにも出来すぎた逸話ではありますが、現在の日本人の大半はここまでの教養はないかもしれないと思うと、太田道灌ならずともかなり恥ずかしくなってきますね。実際のヤマブキには、結実する種類もあります。生育旺盛で、庭植えの場合は冬場に思い切って剪定すると大きさがコントロールできます。

雑木林の足元などに群生するカタクリ。近年めっきり少なくなってしまい、群生地は観光地化していますが、園芸種である西洋カタクリ(エリスロニウム)はご家庭でも比較的育てやすい植物です。球根(根茎)の植え付けの適期は10月頃。夏場は葉が枯れて休眠しますが、そのまま植えっぱなしにします。
まるでタンポポそっくりの桃色の花、モモイロタンポポ。綿毛を飛ばすところも、茎の切り口から乳白色の汁が出るところも、タンポポと同じ。でも、タンポポはタンポポ属の多年草、モモイロタンポポはクレピス属で一年草。秋に種を蒔きます。草丈が40センチくらいになるので、花壇の中で群植すると存在感があります。

セントーレアとも呼ばれるヤグルマギク。花が矢車(鯉のぼりのてっぺんについていますね)の形に似ていることからくるネーミングで、ヤグルマソウとも呼ばれるのですが、ユキノシタ科のヤグルマソウと区別するため、ヤグルマギクと呼ばれることが多いようです。花色は青、紫、ピンク、白など。切り花用になる高性種だけでなく矮性種も出回っています。
青緑色の丸い葉と下向きにユニークな形の花が咲くセリンセ・マヨール。最近になって流通するようになった花です。葉に白いまだら模様が出ることがありますが、これは本来的なものです。
今月の最後も青い花で、こちらはヘリオフィラ・ロンギフォリア。アブラナ科ですが、葉や茎が細く繊細な印象です。花壇に群植するときれいですね。
花だよりのナビゲーターは、グリーンライブセンター緑化相談員の方にお願いしてきました。連載開始から高田昌子さんにお願いしていましたが、来月から田家伊都子さんになります。引き続きご愛読下さい。

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